研究会:釣りはじっとしているだけのように見えますが意外に体力を使うスポーツだそうですね。
みっちぃ:そうなんですよ。筋肉を酷使してますね。この間もジギングで腕が動かないくらい疲れました。
研究会:ジギングってなんですか。
みっちぃ:ルアー(疑似餌)の一種で、海底近くにいる小魚に似せて作ったメタルジグというのがあるんですが、これ重い鉄の塊なんですよ。それを海底に沈めてしゃくりあげるように上げ下げするんです。小魚を狙う魚をおびき寄せて釣るわけです。重いルアーを本物の小魚の動きのように動かしながら疑似餌に命を与える動きなんですが、これを7時間も続けるんですから。途中で腕が動かなくなります。
研究会:ちからコブができそう。足はどうですか?
みっちぃ:足も筋肉を使います。とくに揺れる船上ではただ立っているだけでなく、しっかりと踏ん張ってバランスを取っているんです。だから知らず知らずのうちにすごく疲れます。
研究会:それはすごい。筋肉痛にもなりますね。
みっちぃ:だから船の上でもしょっちゅうストレッチをやっています。みっちぃがなんか変な格好してるな、と思われてるかもしれませんが。
研究会:マッサージはどうですか。
みっちぃ:家に帰ったら自分でマッサージをします。でもさぼって寝てしまうと翌日、てきめんに筋肉痛です。ところが、帰宅後にちゃんとマッサージしておくと、それがかなり軽減されるんですよ。
研究会:マッサージで血流をよくすることで、疲労物質である乳酸やアンモニアなどがスムースに代謝されるんですね。
みっちぃ:それと疲れた時には甘酒もいいですよ。サプリメントでもないのに栄養成分がすごい。アミノ酸もたっぷりで「飲む点滴」と言われてるくらい。わが家のマイブームです。
研究会:今まで経験したいちばんワイルドな釣りはなんですか。
みっちぃ:磯釣りです。船で沖の磯に連れていってもらって、ごつごつした岩場に立って波しぶきを浴びながら釣る。しっかりしたスパイク付きの靴をはいていてもスリルがありますよ。足場も悪いし踏ん張るところは少ししかなくてとても危険な釣りです。よほど体力に自信のある時しかできませんね。
研究会:楽しかった釣りは?
みっちぃ:宮城県が印象的でした。2年前に地方で(震災前)一番行っていたところです。素晴らしい景色の松島を眺めながら、底物狙いで。アイナメ、ソイ、ヒラメと私の好きな魚ばかりでした。震災の後行けなくなりましたが、去年の秋に、少しでも皆さんに元気になってもらいたくて行ってきました。もちろん災害の爪痕は残っていましたが、自然の回復力ってすごいです。海の力は偉大だと思いました。宮城県の漁業だって、すぐに回復すると思いますよ。
研究会:今年の目標はありますか。
みっちぃ:去年は1.3m、30kgオーバーのキハダマグロを釣りましたが、今年は自分より大きい物を釣るのが目標です。
研究会:今後はタレントとしてはどんな活動をしていきますか。
みっちぃ:仕事としては自然の素晴らしさをどんどんPRしていきたい。釣りは体全体で自然の素晴らしさを感じるレジャーです。女性はもちろん、魚は切り身でスーパーにいるって思ってる子供たちにも釣りの楽しさを伝えたいですね。個人的には、釣りはおばあちゃんになっても続けていると思います。
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