血管の老化
私たちは誰しも老います。
歳をとるとシワが増えたり、白髪が増えたり薄くなったりと、外見の老化は見えますが、そのとき体の中の血管も当然老化しています。
血管が老いると、血管が厚く硬くなり、詰まりやすくなるだけでなく、血管を拡げ、血液の流れを良くする働きのあるN0(一酸化窒素)も減少することから、動脈硬化が起こります。中高年になると動脈硬化になりやすくなるのは、血管の老化も原因の一つと考えられます。
動脈硬化は自覚症状がないため気付かない場合が多いのですが、動脈瘤や高血圧などの原因となるだけでなく、突然襲ってくる心筋梗塞や脳梗塞などを引き起こします。
このような恐ろしい病気から逃れるには血管の老化を遅らせ、しなやかな血管を保つことが、1つの方法といえるでしょう。
シトルリンには、N0の産出を促す働きがあることから、血管の老化を抑制しますが、やはり大切なのは、バランスのよい食生活や適度な運動、ストレスを溜めないなどといったことに日頃気を付け、血流を良くし、血管の若さを保つことを意識しながら生活することです。
血管年齢について
血管が老化すると、血管内が狭くなったり、柔らかさやしなやかさが失われ、血流が悪くなります。血管の老化とは、血管が固くなること、つまり動脈硬化の進行のことを言います。
"血管年齢"とは「血管の老化」の目安として、実際の年齢と比べてどれだけ血管が老化しているか、動脈硬化の進み具合はどの程度か、を知る目安となります。最近では、検査機器によって血管年齢を簡単に測ることもできるようになりました。
血管年齢を知ることは、動脈硬化の進行から生じる病気を未然に防ぐのに役立ちます。
